見た目も中身も兼ね備えた広葉樹の優等生

タモは、北海道、ロシア、中国北部が産地のモクセイ科トネリコ属の広葉樹です。 寒い地域で育っているため、年輪が細かく、真っすぐに伸びた美しい木目と明るめの褐色が特徴です。

タモの由来は諸説あって、粘りがあり力を加えても折れない 「たわむ木」からその名が付いたとも言われています。主な用途は、家具や建具、造作材として知られていますが、中程度の堅さや反発力がある特性から、バットやラケットなどにも用いられています。

使われる空間の主役を務める

本商品は複数枚の板を横接ぎして構成されていますが、圧着する前に行う色柄を整える仮並べと、施工後の反りや割れを防ぐために使用する材料の含水率をほぼ一定にすることに細心の注意を払っています。

センターに板目を配置しその両サイドに柾目を並べることで、仕上がりはあたかも一枚の板のように見えます。また、板の片側や両側に鎮座している自然な曲線の天然耳は、見た目の滑らかさに思わず手を触れたくなるほど。
濃いめの色は民芸調、明るめの色はモダン、塗装によってその表情を変化させます。

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