ウッドハートメールニュース|私たちのアクティビティーレポート
2021.12.22配信号

商品開発や検品風景などなど、スナップと共にお届け
私たちのアクティビティーレポート

人気のウエスタンレッドシダーパネリングを複合タイプで作ってみました。

みなさん こんにちは!ウッドハート カワグチです。いつもアクティビティーレポートをご覧いただきありがとうございます。今号では、今月発売開始した新商品「ウエスタンレッドシダー複合パネリング」をご案内させていただきます。

ウエスタンレッドシダーは2021年初頭から世界中でざわつき始めたウッドショックの影響を最も受けた樹種の一つです。樹種によって値上がりした理由は様々ですが、ウエスタンレッドシダーの場合は、コロナ禍で伐採と製材のペースが落ちたことに加え、アメリカの住宅建築許可件数が大きく伸びたことにより、定番のウッドデッキやサイディングのニーズが増加し、優先的に国内需要へ材料が供給されることになったためです。



この数年の間、内装用パネリングとして日本でダントツの人気樹種だったので、価格は年々上昇していましたが、ウッドショックによって入荷は減少、価格は高騰というありがたくない様相をみせていました。

ウエスタンレッドシダーは針葉樹でありながら、日本のヒノキやスギとは違い、和風過ぎないルックスや寸法安定性などが評価されてここまで市場を拡大してきましたが、あまりにも価格が上がってしまったら、使いたくても使えない商品になってしまいます。

そこで思いついたのが複合パネリングです。
フローリングでは、オークやウォルナットその他の樹種でも表層2〜3mm厚の挽材を用いた複合タイプが増えてきましたが、不思議とパネリングはありませんでした。


商品の厚みは8mm、その内表層は2mm

無垢と複合それぞれの断面はこのように

床材と違い壁材や天井材であれば、表面にキズが付く心配もないので表層厚が2mmあれば問題ないはずです。見た目はご覧の通り、全くと言っていいほど無垢と複合の差はありません。


表面の差はほとんどありません

木材資源の有効活用になるかも

計算上、無垢のパネリング1枚を取る木材から、複合のパネリングが3枚できるので、このような取り組みは広い意味で考えれば林野庁が掲げる「森林×SDGs」に貢献できることになるかもしれません。
お客様と生産者にとって、良い商品を作ることができればウレシイ限りです(^^)。


ウエスタンレッドシーダー複合パネリングをぜひご検討くださいませ。

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