ウッドハートメールニュース|私たちのアクティビティーレポート
2022.03.30配信号

商品開発や検品風景などなど、スナップと共にお届け
私たちのアクティビティーレポート

今後いろんな場面で使われることが増えそうな有用木材

皆さん、こんにちは!ウッドハート カワグチです。
いつも弊社のメールマガジンをお読みいただきありがとうございます。
今号は様々なシーンで活躍が期待される「福杉」のサイディングをご紹介いたします。

福杉は台湾から中国南部にかけて生育しているヒノキ科コウヨウザン属の針葉樹で、正式名称は広葉杉(コウヨウザン)と言います。

大きいもので直径1m以上、樹高30m以上にも成長するこの木材は、生産的プランテーションで665万ha、生産的半自然林875万ha、両方を合わせると1500万haを超え、現在の中国国内では他の樹種を大きく引き離して最大の面積を占めていて、最重要造林材として位置付けられています。

日本の杉と比較すると成長のスピードが早く、20年〜50年生で約2倍の大きさに成長します。また、30年生以上の材は、構造用木材の針葉樹適用強度等級において、シベリアトウヒ、SPF樹種群と同じグループに分類されていることから強度面でも優れていることがわかります。

フェンスやデッキとしてアメリカでの使用実績も豊富

色合いは多少の白太を含みますが、杉のように赤白がハッキリしておらず、全体的には明るめのブラウンで見た目は大人しい印象です。比重 0.4と軽く、柔らかい材質のため、切削は容易にすることができます。

また、福杉の耐久性については、米国木材保存協会の腐朽菌を使ったいくつかの試験を行った結果、心材はレッドシダーと同等レベルであるということがわかっています。

今回ご案内させていただくのは、定番のT&G、材の厚みを感じさせるチャネル、張り上りの陰影が美しいベベルの三種類の形状です。

紫外線や雨水による木材の経年変化を遅らせるために、施工後は同色系の屋外用保護塗料(キシラデコールやノンロットなど)を塗装していただくことをおススメしております。

表面に施されている細かな溝加工は、塗料の吸い込みを良くするためのものです。

木製サイディングの中では最もコストパフォーマンスに優れた商品です。
まずは小さな面積からお試しください。

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